今帰仁からアグーがやってきました


アグーとあぐ〜よく似ていますが、
アグーは、沖縄で繰り広げられた戦争で難を逃れ
更に、その後外来種との交配もせずに守られてきた
沖縄在来豚18頭を、純血種のまま飼育したもの
あぐ〜は、アグーに外国産の豚を掛け合わせ
生産性を良くした物で
生産者の苦労も値打ちもアグーの方がダンゼン上!
種の保存の問題は、
近親婚の多くなった但馬牛でも起こっている深刻な問題で、
生産者の悩みの種

以前、北谷高校の育てる「チャーグー」をいただいたのですが、
ええっ〜!

豚でしょ?

って言うお値段と、
大きなステーキ2枚くらい
ペロッと食べてしまうほど、
あっさりしていながらコクのある
やっぱりフツーじゃないお味に驚いたのですが、
今帰仁アグーは更に
牛脂を思わせる程のコクと
イノシシよりも更に軽くてクセの無い
それだけ食べても良質の赤身肉を食べているように感じる
シャリッとした歯ごたえと
あっさり、さっぱりした脂身に
噛めばギュッと旨みがしみだす赤身で
塩焼きなら、少し焼いただけで、
あたり一面に香ばしい香りが充満し、
しゃぶしゃぶにすれば野菜までおいしく、
残ったお出汁は雑炊にしてあっさり上品にいただいて・・・
と、とーっても幸せな気分


最初、うちに届いたときは
こんなに小さな箱と引き換えに
福沢さんが何人も
宅配便のトラックで強制連行され

この箱を持ってお引取りください
って言いたい衝動に駆られてしまいましたが
「一生に一度、食べれられるかどうか・・・」と、言いながら
「おいしい!」って召し上がってくださったお客様がいらっしゃったことと、
料理に携わるものとして貴重な経験を積めた事が
とっても嬉しくて
生産者の方々とアグーに感謝の気持ちでいっぱいです

ありがとうございました
あと少しあります